Windowsを使っていると、ファイルをメールで送ったり容量を減らしたい時に「圧縮したい」と思うことがあります。実は、Windowsには標準でZIP形式の圧縮機能が搭載されており、特別なソフトを使わなくても簡単に圧縮できます。
この記事では、WindowsでファイルやフォルダーをZIP形式に圧縮する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
■ Windows標準のZIP圧縮とは?
Windowsには「ZIPフォルダー」という機能があり、追加ソフトなしでファイルを圧縮できます。
● ZIP圧縮のメリット
-
容量を減らせる
-
複数ファイルを1つにまとめられる
-
メール添付やアップロードが楽になる
-
相手側も解凍が簡単
ZIPは最も普及している形式なので、普段使う分にはほぼこれで十分です。
■ 【手順】WindowsでファイルをZIP圧縮する方法
ここからは実際の手順を紹介します。
画像ビューは省略していますが、必要であれば画像生成も可能です。
### ① 圧縮したいファイル(またはフォルダー)を選ぶ
-
単体ファイル → 1つ選択
-
複数 → Ctrlキーを押しながらクリック
-
フォルダーごとまとめたい → フォルダーを選択
### ② 右クリックメニューを開く
ファイルやフォルダーを選択した状態で、右クリックします。
### ③ 「圧縮(zip形式)フォルダー」を選択
Windows 10・11 共通で表示されます。
-
Windows 11:
右クリック → 「その他のオプションを表示」 → 「送る → 圧縮(zip形式)フォルダー」 -
Windows 10:
右クリック → 「送る → 圧縮(zip形式)フォルダー」
### ④ ZIPファイルが作成される
-
同じ場所に「○○.zip」というZIPファイルが生成されます。
-
名前を変更したい場合は、そのままファイル名を入力して Enter を押すだけ。
これで圧縮は完了です!
■ 【応用編】複数フォルダーをまとめて圧縮する方法
プロジェクト一式などを相手に渡す場合、フォルダーごと圧縮したほうが整理しやすくなります。
-
圧縮したいフォルダーを1つにまとめる
-
そのフォルダーを右クリック
-
「送る → 圧縮(zip形式)フォルダー」 を選ぶ
これでフォルダー内のファイルがすべて ZIP になります。
■ ZIP圧縮するときの注意点
● パス(ファイル名の長さ)が長すぎると圧縮できない場合がある
Windowsにはパスの最大長があり、長すぎるとエラーになることがあります。
● 大量のファイルを圧縮する場合、時間がかかる
写真や動画を大量にまとめる場合、圧縮処理に数分かかることもあります。
● パスワード保護は標準ではできない
ZIPにパスワードをかけたい場合は、
7-Zip、WinRAR、Explzh などの専用ソフトが必要です。
■ ZIPファイルを解凍する方法(おまけ)
圧縮だけでなく、解凍も簡単です。
-
ZIPファイルを右クリック
-
「すべて展開」 を選択
-
展開先フォルダーを指定し、解凍開始
これで元のファイルが利用できるようになります。
■ まとめ
Windowsでファイルを圧縮する方法はとてもシンプルです。
-
右クリック → 「送る → 圧縮(zip形式)フォルダー」
-
ZIPフォルダーが生成される
-
複数ファイルもフォルダーごとまとめてもOK
-
標準ではパスワード保護はできない
ちょっとしたデータ整理や送付に便利なので、ぜひ活用してみてください。