各種ニュースからドコモの戦略に詳しくなりましょう。

今回はドコモが目指す EC についてまとめています。


ドコモは、回線の土管ビジネスを脱却して、EC 分野に本格的にシフトするようです。

NTTドコモ新社長はアマゾン、楽天を追いかける【2】 ソフトバンク、auにシェアを譲っても、iPhoneは扱わない:PRESIDENT Online – プレジデント (2012.11.28)

NTTドコモ新社長はアマゾン、楽天を追いかける【1】 ソフトバンク、auにシェアを譲っても、iPhoneは扱わない:PRESIDENT Online – プレジデント (2012.11.27)


実際以下の買収を行っています。

ASCII.jp:ドコモがマガシークにTOB、ネット通販事業を拡大 (2013.02.01)
マガシークは衣料品を販売する事業を行っています。

ドコモ、タワーレコードを子会社化 – ITmedia ニュース (2012.06.11)
タワーレコードは CD などを販売する事業を行っています。

ドコモとボンジョルノのシナジー効果 – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース) (2012.05.11)
ボンジョルノはコンテンツを販売する事業を行っています。

NTTドコモ、らでぃっしゅぼーやを子会社化・ローソンも含め3社での業務資本提携検討で合意 2012-01-31(火) 072632 [サーチナ] (2012.01.31)
らでぃっしゅぼーやは野菜を販売する事業を行っています。


まとめ

ドコモは、これからアマゾン、楽天を目指す方向のようです。確かに回線の土管ビジネスだけでは、将来行き詰ることが見えています。通話・通信料のほかに収入を得る方法としては理解できます。しかし、通信会社が野菜や衣料品を売ることがメインのビジネスにできるのでしょうか?

断言してもよいと思います。dマーケットがアマゾンや楽天に勝つことも、並ぶことも、2 番手に位置づけることはまず無いと…

EC 分野の会社はすでに第 2 段階、第 3 段階に入っています。すでに EC 市場を足固めし、しっかりとした基盤を作っています。そして、自社倉庫の展開や海外展開などを行うステージに来ています。これに追いつくには、いったいどのくらいの年月がかかるのでしょうか?

もし、本気で EC マーケットに挑戦するのであれば、ドコモだけしか使えないサービスではだめです。広くどのキャリアでも、パソコンでもなんでも使えるようにすべきです。しかし、そうなると、ドコモに契約しなくてもいいことになります。ということは、ドコモで無くてもいいのです。数ある有数な EC の中からドコモを選んでもらうためには、特筆すべき特徴を出さなければなりませんが、先に述べたようにすでに EC マーケットで確固たる地位を築いているアマゾンや楽天は思う存分特徴を築き上げています。例えば、アマゾンであれば、あのサイトの作成方法、配送システムの完璧さ、自社倉庫の全国展開などです。楽天は各店舗をマンツーマンで支援するような特徴があります。

ドコモが既存のネットサービスを単に買収してつなぎ合わせただけでは、特徴を出すことができないでしょう。

また、私の別の記事でも再三書いていますが、ケータイ料金と一緒に商品代金を引き落とすのは危険です。少額の商品代金支払いのためにケータイ代金の引き落としができないと、信用情報に傷がつきます。

それにしても、2012 年末に Kindle が発売されますが、「日本語電子書籍は5万タイトル以上用意」:アマゾンのKindle、Kindle Fireが国内予約販売開始 – @IT によると、Docomo の SIM が内蔵されており、Kindle が売れれば、その分 Docomo にもメリットがあります。アマゾンはよいお客様またはパートナーとなります。このような関係はどうやって維持するのでしょうか…